5年に1度開催されるという「倉敷探偵集会」に訪れた刑部大輔と
倉敷を拠点として活動する個性豊かな4人の探偵たち。
刑部と腐れ縁のある彼らは、会場では目立つ存在であった。
探偵集会で様々なことが話し合われる中
「倉敷美術品盗難事件」についての報告が行われようとしたその時、突如事件が起こる――。
刑部大輔の事件簿シリーズ5周年、《時空をこえた倉敷の物語》。
刑部大輔
本作の主人公。都内で私立探偵を営んでおり、これまで数々の難事件を解決に導いてきた。
今回は5年に1度開かれる倉敷探偵集会に参加するために、倉敷を訪れた。
来山もも
倉敷市を愛する新人探偵。
個性豊かな探偵たちの中で日々、健気に依頼をこなしている。
戌井マリア
倉敷を拠点として活動する「戌井探偵事務所」の探偵。
推理の腕はもちろん、そのカリスマ的なふるまいにコラムの執筆など、多面的な人気を得ている。刑部大輔とは、若い時に推理勝負を挑み続けた過去から一方的に因縁を感じている。
美名川猿十郎
倉敷を拠点とするSNSを中心に話題沸騰の、元ホストの探偵。
得意な案件は迷いネコの捜索。
(…本当は、SNSでネタにされているだけ)
木島ゆりこ
ダウジングで数々の事件を推理してきたベテラン探偵。
しかし、自身のオカルトへの興味やダウジングを信仰しすぎて家に帰れなくなるなど、定期的に問題を起こしていることで有名。